碧の南から

徒然なるままに書く日記です。主に育児、ダイエット、趣味のことなど

出産の話~第一子~2

さて前回の続き。出産のときのお話です。

 

お昼も食べ、だらだらとした時間を過ごしていました。

が、徐々に痛みは増していき間隔も短くなっていきます。

午後2時くらいでしょうか、7cm。

はっきり言って激痛です。

隣でモンハンやってる夫に対して無意味にイライラするほど余裕がなかったです。

しかし今考えるとすごい夫だなと。

妻が横で獣のように理性吹っ飛ばしながら痛みに耐えているのに、自分はゲームとは。

今となっては笑い話というか、完全にネタにしてますけどね。

「うちの旦那、こんなにひどいんだよー!」と、いろんな人に触れ回りました(笑)

 

まぁ、そんな感じでお産はどんどん進んでいるように思われたのですが、

8cmほどまで開き、そこからなかなか進まない。

助産師さんも「ちょっと歩いてみましょうか。できそうだったらスクワットを…」と少しでも進むように提案してくるのですが、いかんせん痛い。

本当に激痛過ぎて、大声で叫び、大騒ぎし、心配や励ましの声に対してなぜか怒鳴りつけたりと、そんなスクワットなんて余裕ございません。

 

「トイレに座ってみましょう!」

と言われ、何とか痛みと痛みの間のわずかな時間で移動。

その際に、便意が…。

「出そう!うん〇が出そう!」と大声で叫び、助産師さんはそれを赤ちゃんだと思ったらしく、

「それ!便じゃなくて赤ちゃんだと思います!分娩台行きましょう!」

とトイレからの移動を促すのですが…。

 

私、このとき確信してました。便です。間違えようがない。

だって私、結構ひどい痔持ちだったので。

押し出されそうになっているのは、便と妊娠で肥大化したオリーブ。赤ちゃんに非ず。

なので完全に「違う!うん〇!うん〇だから!」と言い切っていたのですが助産師さんに促され、分娩台へ。

 

分娩台でいざ、助産師さんが内診…

「…もう少しですね、頑張りましょう」と。

 

ほらー!だから言ったのに!赤ちゃんじゃないって!

 

この後はもうただひたすら分娩台の上で痛みに耐えました。

己の腕につながれた点滴を握りしめ、振り回し、点滴に少し血が逆流してるっぽく見えましたがそんなの気にしていられませんでした。

分娩台のカバー(皮?ビニール?マジックテープで張り付けてある)を何度もべりべり剥がし、挙句分娩台から落ちそうになるくらい暴れてましたがそんなの気にもしてられない。

とにかく痛い。痛い、止む、痛い。が1分おきにくる。

何度も叫び、訴えました。

「もうやだ!もうやめる!切って!腹を!腹を切ってくれ!」と。

↑大げさに書いてるわけじゃないです、本当にこのセリフを大声で言ってました。

 

そして確か午後4時くらい。

 

自分の下の部分が、なんとなくパン!と開いた感覚を感じました。

と同時に「全開になりましたよ!いきんでいいですよ!」という助産師さんの声。

大きな何かが下を通過する感覚を確かに感じました。

「頭が出てきましたよ、ほら!」と言って私の手をそこに誘導する助産師さん。

自分の股に、毛をまとった大きな塊。

そこからは早かったです。

というか陣痛があまりにも痛すぎて、正直全開になってからはそれほど痛みを感じなかったというか変に麻痺していたのかもしれません。

 

午後4時28分。

娘が無事に産まれました。

 

産まれたと同時に、そのさらに下からも、小さいくせに大きな障害であるアイツが赤ちゃんとほぼ同時にぽこんと外に出てきたのを私は感じました…。

 

また長くなってしまったので切ります。